ブログ未遂

ブログならもっと真面目に書かれているはずだ。

広告ノ興廃コノ一戦ニアリ

各員一層憤慨がっかり。である。

とまあ、乗っけからダジャレで始まった今回の記事はWeb広告に対する愚痴です。

最近の雑誌出版社系サイトの記事とか読みに行くと画面を広告で塞がれて「n秒後に報酬を得られます」って出てくるパターンがある。これがすごく気になる。出版社のコンテンツは広告が与えてくれる報酬なのか?

広告収入が重要なことは解る。広告のないWebを求めたりはしない。でも広告に恭しく頭を垂れてようやくコンテンツを賜るなんてイヤだ。1

昔からあるような、Webサイトの端っこにあるような広告って僕は結構見ている。例えばPSO2の攻略情報を求めて辿り着いたサイトに出ていた神姫PROJECTの広告を見てそのまま神姫プレイヤー7年目になっている。このときは広告効果としては大成功だろう。

でも、PSO2の攻略情報を見たければ先に神姫PROJECTの広告を見なければいけません。と言われたら、なんでエロゲーの広告見せられなきゃいけねえんだよ!2と立腹してブラウザを閉じただろう。

こうなってしまった場合、結局この場においてPSO2にも神姫PROJECTにも接触が発生しなかったし、一人の中年が怒り狂った。この社会的損失は計り知れない。3

同じように、TVCMなんかはそもそも本来のコンテンツである番組の時間を奪ってまで放映される。でも、「みんな知ってるあのCMでおなじみの・・・」なんて表現はよく使われる。あまりネガティヴな印象を与えていないのだ。お金かけて作ってるとも聞くし、実際に印象に残るもの多いもんねぇ。Webの全画面広告なんて無機質なテキストばっかりじゃないか。

TVCMの登場人物たちはこのCMを視ないものには番組を提供しないなんてことは絶対に言わない。Webでは不愛想なおっさんがこの広告を視た者に記事を読む権利を与えると言っているレベルに近いと言える・・・言えるか?

Webが登場してからTV含め旧来のメディアは失速気味とも聞くんだけど、広告という文化は劣化している気がしてならない。

せめて、見て楽しいやつを見せてよ。


  1. 広告のないサイトといえばWikipediaがあるが、一時期寄付していたことがある。しかしその後しばらく職を失った際に寄付を打ち切ったら「過去に寄付してくれた方に再度寄付をお願いします。」とのメールが来た。一度金を出したやつはまた払う・・・タカリと同じ発想に激怒した。
  2. 神姫PROJECTはR18ゲーです。
  3. 限りなくゼロに近いほど極小な物も計ることは難しいし、わざわざ計ってくれる者がいない可能性もある。